4月27日、東京・日比谷野外音楽堂で「喜納昌吉&チャンプルーズ すべての武器を楽器に トーク&ライブ 地球の声を聞く」が開催された。有事法制の関連法案が閣議決定された直後ということもあり、季節はずれの寒空の下、昌吉の生の声を聞こうという観客で会場は埋めつくされた。
このコンサートを目前に控えた4月7日、陸上自衛隊那覇駐屯地内の私有地が地主に返還された。その地主は、昌吉のメッセージ「すべての武器を楽器に すべての基地を花園に 戦争よりも祭りを そして すべての人の心に花を」を実現するために出来たNGO「すべての武器を楽器に ピースメーカーズネットワーク(PMN)」の共同代表の一人である。PMNは、返還された土地を花園に変えるプロジェクト「すべての基地を花園に ちゅらさガーデン プロジェクト」を立ち上げた。この土地の共同耕作者を募集し、花や作物を植え、自衛隊基地の真中に花園を作ろうというプロジェクトだ。
広大な軍事基地のわずかな部分が花園に変わっただけで世界に平和が訪れるわけではない。
「ただのファンタジー」だと笑いとばす人もいるだろう。「夢のような話」という人もいるだろう。けれども夢は語られることで、現実のものとなることがある。喜納昌吉が毎日ステージから発信しつづけたメッセージ「すべての武器を楽器に すべての基地を花園に」が、まさに現実になろうとしているのだ。「平和がいい」という答えは、誰でも持っている。
その答えは語りつづけられることによって、現実となっていくのだ。
4月27日、日比谷野外音楽堂に集まった観衆に向かって、昌吉はこう叫んだ。
「すべての武器を楽器に すべての基地を花園に 戦争よりも祭りを そして すべての人の心に花を」